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阿弥陀様との出遇いについて

 阿弥陀様とお出遇いさせて頂く時、使う漢字が普通とは少し異なります。

通常では「出会い」と使います。阿弥陀様の場合は「出遇い」遇然の「遇」の字を使います。

 

・「出会い」

 自分にも会う意思があり、相手にも会う意思がなければ成立しない出会いです。

例えばもし私にどれだけ恋焦がれた相手がいても、相手が私に会いたくなければ永遠に出会えないのです。悲しいですね。笑

 

・「出偶い」

 私の意志は関係ありません。私が会いに行く必要もありません。阿弥陀様が私の所まで必ず向かいますと仰せ下さいます。私たちはついつい阿弥陀様のことを忘れがちです。

ですから阿弥陀様がいつでも、どこでも、どんな時も私とご一緒してくださいます。だからこそ遇えるのであります。阿弥陀様側からみたら必然ですが私側からみたら偶然であります。

 

 「出会い」「出偶い」にはこのような違いがあります。阿弥陀様の片時も目を離さないぞという力強いお慈悲のお心を味あわせて頂きました。