令和2年11月23日、上棟式法要をお勤めしました。内陣正面、矢来内という場所に荘厳壇を設け、棟札を奉懸して、魔事なく棟上げまで来られたことのお礼と、これからの工事の無事を念じ、讃仏偈のお勤めをさせて頂きました。
法要後、境内に移動して、古式を復活させた工匠式となりました。
棟梁の原さんが、烏帽子直垂の装束で、寿司文を尊前で奏上。
曳き綱の儀は紅白の綱を大棟木に繋ぎ、皆で引き上げるという作業。
曳き綱の儀の準備。
大工さんの指示に従って紅白の綱を持ち、曳く準備をしています。
槌打ちの儀はその棟木を木槌で打ち柱にはめ込むという工程です。
現在では大きなクレーンがありますが、旧本堂の棟上げは、まさにこのような形で行われたのだろうな、と思うと感慨深いものがありました。
多くの方にご参詣頂きました。珍しいご縁にあわせて頂きました、というよろこびの声がうれしかったです。ご参詣下さったお一人お一人に感謝申し上げます。
紅白餅・銭・華葩(けは)の順に大屋根の四隅より撒き、参詣者に記念にお配りしました。